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一蓮托笑の写真展

発達障がいの息子が教えてくれた、 幸せの定義

 研究職で燃え尽きた私は「このままいなくなった方がいい」と思い詰めていた。それでも希望を託し薬剤師として再出発。少しずつ“誰かの役に立てる感覚”を取り戻したが、結婚後の子育てでは新たな壁に。

 当時は発達障がいへの理解も少なく、毎日「死にたい」と訴える息子に生きる意味と居場所を探し続ける中、二人で死ねたらと思うこともあった。

 そんなある日息子が言った。「お母さんが思う幸せと僕が思う幸せは違うんだよ」。その一言は“みんな違ってそれでいい”と教えてくれた。

 息子のおかげで笑顔を取り戻すことができた私は今、最重度身体障がい者への在宅訪問アロマケアに取り組んでいる。寝たきりの方にも想いや願いがある。自分の価値観で測らず、その人の尊厳とは何かを問いかけながら寄り添っていきたい。

畔津 亜希子

Akiko Azetsu

重度身体障害訪問アロマセラピスト

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