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女性の“生きる力”を伝えたい!
家の事情で思うように進 めなかった高校時代、何もできない自分が悔しく苦しかった。けれど、短大卒業後に自分で稼いで東京の大学に行ったその経験が、「何が起きても乗り越えられる」という自信をくれた。
その後結婚、アメリカでの出産を経て子育てと両立しつつ、20代後半から教育現場に。ようやく40代後半で正規採用になったけれど、女性ゆえの悔しさや男性優位の現実に、何度も心が折れそうになったことがある。
それでも今、休日には八ヶ岳の自然に癒される二拠点生活を送りながら、高校で地理と歴史を教え、生徒たちのまっすぐな瞳に触れる日々が幸せ。
戦争末期に亡くなった祖母、寝たきりになった母、私自身が歩んできた道すべてを、女性史の研究で学んだ“生きる力”として、次の世代に伝え続けていきたい。
平野 貴子
Takako Hirano
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