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一蓮托笑の写真展

罪悪感からの、卒業

 4歳で弟を亡くして以来、「私が死ねば良かったのに」という思い込みを抱え、大人になるまで深い罪悪感を手放せずにいた。当時は吃音にも悩み、人が当たり前にできることができない自分を責め、30代まで「自分は選ばれない存在だ」と思っていた。結婚後は長女の発達障がい、夫の暴言や暴力…。娘と息子と3人で泣いて怯える日もあった。

 そんな私が変わり始めたのは、40歳を過ぎ心理学を学んだこと。少しずつ人の愛情を受け取れるようになり、長く抱えてきた罪悪感にもやっと別れを告げられた。

 その頃、性の問題で孤独に苦しむ女性の存在を知り、かつて誰にも相談できなかった自分と重なった。今はカウンセラーとして悩む女性の声に寄り添っている。

 吃音だった私が、言葉で誰かの力になれていることが、今の私の希望。

黒江 香

Kaori Kuroe

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