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一蓮托笑の写真展

「立派でいなければ」、を手放した日

 がんばってもがんばっても空回り、困難が重なる中で愛する家族から笑顔が消えた10年間。私は何かを変えたい一心で、学びの場に飛び込んだ。そこで様々な人の想いに触れたとき、自分の中に忘れていた感覚がよみがえってきた。

 「私は最上級に愛されて育った娘だった…」。その確かな愛情は、今も私と家族の中に流れている。そう腑に落ちた瞬間、重かった心がふっと軽くなり、「私が笑顔でいることが、家族の笑顔につながる」と思えるようになった。

 振り返れば、「立派でいなければ」と自分を縛ってきたのかもしれない。仕事と職場にも支えられ、少しずつ自分と向き合い続けた今、家族には再び笑顔が戻ってきた。

 撮影で着たブラウスは、大好きな母から譲り受けたもの。大切なことを思い出させてくれた、私の感謝の証。

谷本 可奈

Kana Tanimoto

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