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一蓮托笑の写真展

67歳の今、ようやく主語が“私”になった

 苦しい結婚生活の末、35歳で離婚。二人の子どもを抱え、元夫が放棄した赤字会社の取締役を引き受けた。資金繰りに追われ、子どもを21時に寝かせてから事務所に戻り、夜中まで働き続ける日々。「ゆっくり眠りたい…」そう願いながらも、子どもと会社を守るために走り続けた。経営を学び、社員さんに支えられ、なんとか5年で赤字を解消した。

 そして67歳の今、実家の母から受け継いだ萩焼ギャラリーをリニューアルオープンさせ、ようやく訪れた自由の中で、主語が“私”になっている感覚を噛みしめている。

 大好きな萩焼。その魅力を世界に届けながら、誰かの背中をそっと押すことが大きな喜びとなった。過去の苦労も悲しみも、すべて私の力になっている。心のままに挑戦できる今が、人生でいちばん幸せ。

益田 成子

Shigeko Masuda

萩焼ギャラリー・じゅらく【風と器】オーナー

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