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一蓮托笑の写真展

とことん悩み落ち込んだからこそ、見えてきたもの

 仕事のプレッシャーと父のがん闘病が重なり、心が折れそうだったあの頃。当時は、転職が今ほど自由でない時代、なかなか転機はつかめず、キャリアの迷子になっていた。何を信じて働けばよいのかもわからず、将来の不安に押しつぶされそうだった。

 そんな閉塞した日々の中、旅先のフランスで年配のイギリス人夫婦と出会った。彼らと接するうち、「答えはないけどとにかく動いてみよう」という想いが、スコンと腹に落ちた。それがきっかけで、私は夫のアメリカ転勤に同行を決めた。

 振り返れば、あのとき、とことん悩み落ち込んだからこそ、環境を変える勇気を持てたのだと思う。今はコーチングを軸に活動し、「5年後、私はどうなっている?」と、まだ見ぬ自分の可能性にワクワクしている。人生は何が起きるかわからないから。

森本 裕子

Yuko Morimoto

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