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一蓮托笑の写真展

男社会で“命を救う”が、 使命になった

 なりたくて海上保安官になったわけではなかった。「お前にかけるお金はない」という母の言葉をきっかけに、生きるために家を出た。職場は完全な男社会。当時は女性であるがゆえ悔しい思いも経験したけれど、意識を切り替えると出来事すべてに意味があると気づき、人との関わり方が変わっていった。

 辛いときには、「お母さんがやりたいなら」と娘に背中を押され、支えられながらも海で命に向き合い続けるうちに、“命を救う”が私の使命になった。

 昨年、無事に定年退職。すべての経験が財産となった今、これからは“話を聞く”という形で命が救えると感じている。

 振り返れば、すべてはうまくいっていた。人生は意識次第でまるでオセロのようにひっくり返すことができるのだ。そのことを次世代に伝えていきたい。

杉山 菜穂美

Nahomi Sugiyama

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