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一蓮托笑の写真展

そろそろ、自分に立ち返ろう

 45歳のとき、海外取材から家に戻ると夫が病気で息を引き取っていた。その瞬間、心は壊れ、自分を責め、時が止まった。助けは“シルクロード1年間の旅”のあとに設立した編集会社で、仕事に向き合うときだけが、痛みを忘れさせてくれる場となった。

 あれから19年の月日が流れ、私は山に登って自分をリセット&チャージしたり、自然の中で自分を見つめる時間が増えた。私にとって山は“山旅”で、旅の延長線上にあるもの。山は“謙虚と感謝”、諦めずに一歩を重ねる意味も教えてくれる。

 これまで多くの人をプロデュースしてきたけれど、自分自身を見つめる機会はあまり多くはなかった。

 そろそろ、自分に立ち返ろう。鎧を少しずつ脱ぎ、「そのままの私でいい」と思えるようになった私は今、新しい旅の途中にいる。

下西 由紀子

Yukiko Shimonishi

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