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義父との
確執を越え、
本当にやりたかったことへ
結婚と同時に、義父を社長とする家族経営の会社に入った。若かった私は、会社や社員、お客様のためにとがむしゃらに頑張ったが、義父とはよく意見が対立した。家に帰っても仕事の延長…楽しい食卓を囲んだ記憶も、あまりない。その確執は長年続いたものの、当時希望を持てたのは社員が味方になってくれたこと、趣味の乗馬で馬に癒されてきたことが大きい。
代替わりで夫が社長になり、義父が亡くなる前にはいい関係になれたが、次第に本当にやりたかったことを思い描くようになった。義父との確執を越えた私は、まだ50代。いつか「大好きな馬に触れられるホースセラピーを仕事にしたい」と、新たな道を拓きはじめている。
小山 直子
Naoko Oyama
ロマン産業株式会社 常務取締役
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