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長 幸美

仕事をさせて

もらった恩を、

社会に返したい

 幼い子どもを二人抱え27歳で離婚、シングルマザーになった。養育費が支払われない中、医療事務で働きはじめたものの、給料の大半が食費や医療費に消えた。上の子は喘息、下の子は境界型の発達障がいがあったが、子どもたちに「お金がないから」という思いをさせたくない一心で、頑張った。当時は日々目の前のことをこなし、まるでもぐらたたきのような時期だったと思う。それでも仕事をさせてもらったからこそ、私たち家族は生き抜けた。

私はいま、医療系事務職員の応援を通して先生や病院をサポートし、地域医療を支える一助になればと活動している。受けた恩を社会に返すべく、これを生涯通したライフワークにしたい。

長 幸美

Yukimi Cho

医療系事務職員応援隊

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