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孤独で辛い
10年は、未来に
つながっていた
26歳のとき、田舎の農家へ嫁いだ看護師の私は、結婚と同時に老人ホームで働きながら認知症の舅の介護を任された。仕事で留守がちの夫、田舎のしきたり、「辛抱しなさい」と厳しい姑に言われつつ、育児と介護の日々…。ゆっくり寝る間も相談相手もいない孤独で辛い10年間は、老人ホームでのお年寄りとの楽しく学び多き時間があったからこそ、壊れずに済んだ。
希望を捨てず介護の勉強も続けていたあるとき、役所から声がかかる。48歳のときには北九州市の公募に通り、導かれるようにグループホームを開設。孤独で辛かった10年の体験は、未来につながっていた。「介護者をサポートしたい!」、これがいまも私の原点。
牧村 恵美子
Emiko Makimura
株式会社EPO 代表取締役
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